僕がフリーターだった頃のお話し③
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今の仕事に対するベース
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僕がガソリンスタンドのアルバイトをしていた、高校生の頃一人の社員さんが異動してきました。
思い返すと、仕事をする中で初めて僕の事を認めてくれた人だったと思います。
その人は非常に根が明るくて、コミュニケーション能力が高く、今まで出会ったことのないタイプの大人でした。
根暗な当時の僕が抱いた初めの印象は『なんだこの明るい人は』という少し違和感があったと思います。しかし一緒に仕事をしていくうちに、仕事のやり方や気のまわし方など、非常に学ぶ事が多いと思い始めました。
その人が教えてくれた事が、かなり自分の仕事のやり方のベースを占めていると思います。
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『所長には作業をさせるな』
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当時の僕は『は?』と思いました。
その人曰く所長とはその営業所のリーダーであり責任者です。
リーダーにはリーダーの仕事があり、それは従業員やアルバイトとの仕事とは種類が違うと言うのです。
リーダーは働いているみんなの事を見て、そのチームを引っ張っていく存在で、そのリーダーが作業に集中してしまってはみんなの事をキチンと見る事が出来ない。
だから立場が1番下のお前が1番動け。
仕事のやり方が何も分からなかった僕は、その言葉で一つの仕事における指針みたいなものを得た様な気持ちになりました。
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